新しい家族が我が家にきたら
新しく子犬・子猫を迎えたご家庭では、きっと、活気があふれ、これから、共に愛情あふれる生活をしていかれることと思います。
犬・猫それぞれの行動をきちんと理解し、今後順調に成長し、生涯にわたって元気に過ごせるよう、健康管理にも心配りしていきましょう。
お薦め図書 「こころのワクチン」(星雲社 村田香織著)
ワクチン接種
地域で感染の可能性のある伝染病についての予防注射です。
母犬(猫)からもらった免疫力のなくなる生後2ヶ月頃に1回目を接種し、1ヶ月おきに計3回接種します。
その後、免疫力を維持する意味で、1年に1回の追加接種を行います。
(当院でのトリミング・ペットホテルご利用の際も必要になります)
狂犬病注射
飼主には、狂犬病予防法により、飼い犬に年1回狂犬病予防注射を接種し、市町村役場に登録することが義務付けられています。
子犬の場合は、飼い始めてから30日以内、生後91日以降に受けることとされています。
フィラリア予防
フィラリアは、蚊の媒介で感染し、20cm〜30cmほどのソーメン状の虫体が、犬の心臓や付近の肺動脈に寄生し、犬の生命を危険におとしいれます。
最近では、猫にも寄生して、肺に障害を起こすことがわかってきました。
元気そうな猫もこの病気で突然死することもあります。
犬・猫ともに、生後2ヶ月からの予防が可能です。
ノミ・マダニ予防
ノミやマダニは、かゆみだけでなく、重大な問題をひきおこす恐れがあります。
子犬や子猫の場合、大量に寄生すると貧血をおこる危険性もあります。
1回だけの投与ではなく、定期的な予防が大切です。
(当院ででのトリミング・ペットホテルご利用の際も必要になります)
定期駆虫(消化管内寄生虫)
おなかに寄生する虫(消化管内寄生虫)も定期駆虫が必要です。
消化管内寄生虫は、ズーノーシス(人獣共通感染症)のひとつで、ペットのおなかの虫が、人にうつり健康をおびやかす可能性もあります。
人とペットの関係が身近になるにつれ、ズーノーシスの可能性も高まります。
きちんと予防すれば感染は防げます。
ペットとご家族、そしてみんなの健康のために、当院の定期駆虫ガイドラインによる定期駆虫をお勧めします。
生後2ヶ月から始めます。
食事管理
正しい主食を選びましょう。
犬や猫に適した栄養バランスは、人間と異なるため、それらを配慮した食事を作るには専門知識が不可欠です。
愛犬・愛猫の健やかな成長と健康のためには、栄養バランスの優れたペットフードを主食として与えることがもっとも大切です。
当院では、それぞれ犬・猫の身体のコンディションや年齢に合わせて、ロイヤルカナン・ヒルズ・ドクターズ製品などをお勧めしています。
成長期から高齢期まで、幅広いラインアップを取り揃えています。