れもんちゃんの場合

れもん M.ダックス 6歳

  • 椎間板ヘルニア(グレード3/5)
  • 後ろ足の麻痺
  • 自力排尿は可能
  • 深部痛覚あり

れもんちゃんは椎間板ヘルニアのG3~4相当と思われ、ステロイドの内科治療+ビタミン剤による治療を受けていましたが、一向に良くなりませんでした。
発症日から時間が経過していたため、自然治癒は難しい症例でした。次の治療として、外科手術をご提案しましたが、希望されませんでした。代替案として幹細胞治療をご提案し、選択していただきました。

治療直前(発症から40日)

治療直前の日、依然として後肢の麻痺が認められます。前足のみで滑るように歩行しています。

この動画の後、1回目の他家幹細胞療法を実施しました。

幹細胞治療は2週間おきに実施することにしました。また、治療中は投薬はしませんでした。
当院では、治療は5-6回の投与を1クールとして治療効果を判定しています。

治療2週間後

前回の投与から2,3日でおうちの中で少しずつ歩くようになってきたとのことでした。
2回目投与の直前の様子ですが、前回よりも麻痺の程度が改善していました!

この動画の後、2回目の他家幹細胞療法を実施しました。

治療4週間後

前回よりもさらに歩様が改善しました。
れもんちゃんもずいぶん楽しそうに歩いています。

この動画の後、3回目の他家幹細胞療法を実施しました。

治療6週間後

後肢の麻痺は完全になくなりました。
歩行も問題なく、以前よりも元気になったと飼い主様も喜んでおられました。

治療はこの地点で終了しました。
現在は関節のサプリメントを飲んでもらっています。

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